JBNクマ基金・ギブワン助成事業FUND
JBNクマ基金(JBN Bear Fund)は、JBN会員ならびに一般の方からの寄付金を原資にした基金で、日本クマネットワーク会員が日本国内の各地域で行う、人とクマに関わる調査研究、教育・普及啓発ならびに保全・保護管理のための事業への資金援助を目的としています。
ギブワンによる助成事業は、オンライン寄付サイト・ギブワンを通じて寄付を提案している「クマと人とが共存するために:トラブル防止プロジェクト」の趣旨に沿った活動を行う日本クマネットワーク会員へ資金援助を行います。
※助成活動の募集に関する条件は年毎に異なりますので、詳細は応募年の募集案内を確認ください。
応募資格
申請者と事業代表者はJBN会員に限ります。ただし、申請者と事業代表者は、当該年度までの会費を全て支払っているJBN会員に限られます。
助成額
1件おおむね10万~20万円を上限とします。
採択数
年間数件とします。なお、ギブワンを使用した助成事業については、寄付金が10万円集まるごとに1事業に助成されます。
採否の決定および事業の実施
以下の手順に沿って審査および助成金の交付が行われます。
- 申込期間において希望者は申請書を事務局に提出。
- 申請書類をもとにクマ基金委員会および代表・副代表で採否と助成額を決定。
- 決定日までに採否を通知。
- 助成事業の開始時期にあわせて助成金を仮払金として指定口座に振込。
- 原則として事業開始時期から同年度の3月末までの期間内に事業を実施する。
年度をまたぐ場合には事前に事務局と打ち合わせる。ただし、新しい年度になって2ヶ月を超えることはできない。
成果報告および注意事項
以下の注意事項を参照の上、事業終了後、速やかに報告書と会計報告を提出してください。
- 原則として翌4月末までに報告書(別紙)と会計報告(全てについて領収書をつける)を事務局に提出。
- 提出後、クマ基金委員会で報告書と会計報告をもとに助成額の最終承認が行われます。報告に不備がみられた場合には助成額の削減または取り消しとし、返金を求める場合があります。
- 本事業による成果をJBNニュースレターおよびホームページなどにて公開していただきます。その際、写真数点と事業概要の提出を求めることがあります。
- 本事業について成果発表する時にはJBNの支援および該当の助成(クマ基金もしくはギブワン)を受けた旨を記載して下さい。
募集案内および申請書、報告書
2024年度
採択結果
2023年度
ギブワン | トランクキットの活用した普及啓発イベントの開催 |
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申請者 |
小林 喬子さん((一財)自然環境研究センター) |
助成額 | 140,000円 |
主な活動場所 |
東京、茨城、富山 |
ギブワン | 紙芝居製作による普及啓発 |
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申請者 |
安部 布美香さん(Protect Hokkaido 北海道を守る会) |
助成額 | 100,000円 |
主な活動場所 |
北海道 |
ギブワン | 岩手県盛岡市における大型商業施設での普及啓発 |
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申請者 |
渡邉 颯太さん(岩手大学大学院) |
助成額 | 160,000円 |
主な活動場所 | 岩手県 |
JBNクマ基金 | 日本におけるツキノワグマによる人身事故と人との遭遇の状況:クマの行動、人間の行動と環境的な要因 |
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申請者 |
ブラタナ・エリスカさん(東京農業大学・地域環境科学部・博士前期課程) |
助成額 | 63,000円 |
主な活動場所 |
秋田県、長野県、島根県 |
2022年度
JBNクマ基金 | ヒグマによる糞の利用に関する基礎生態学研究―糞を介した採食資源情報の水平伝播仮説の検証に向けて― |
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申請者 |
勝島日向子さん(北海道大学 大学院環境科学院) |
助成額 | 100,000円 |
主な活動場所 |
北海道大学天塩演習林 |
ギブワン | 里でクマを滞在させないための被害防除対策と効果検証 |
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申請者 |
瀧井暁子さん(信州大学 山岳科学研究拠点) |
助成額 | 198,000円 |
主な活動場所 |
長野県 |
ギブワン | ヒグマトランクキットの改良と実践 |
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申請者 |
早稲田宏一さん(特定非営利活動法人 EnVision 環境保全事務所) |
助成額 | 160,000円 |
主な活動場所 |
北海道 |
2020年度
JBNクマ基金 | ツキノワグマ と食物資源中 に含まれるタンニ ンとの関係 |
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申請者 |
大森鑑能さん(鳥取大学大学院) |
助成額 | 99,850円 |
主な活動場所 |
- |
2019年度
JBNクマ基金 | ヒグマの体毛の伸長様式に関する研究―野生ヒグマの年間食性履歴推定への応用を目指して― |
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申請者 | 神保美渚さん(北海道大学大学院獣医学研究院) |
助成額 | 100,000円 |
主な活動場所 |
北海道 |
JBNクマ基金 | ツキノワグマの餌資源であるブナ科堅果類の結実量マップ作成方法に関する研究 |
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申請者 | 本橋 篤さん(日本獣医生命科学大学大学院) |
助成額 | 100,000円 |
主な活動場所 |
長野県 |
2018年度
ギブワン | 四国のツキノワグマによる養蜂被害防除に関する普及啓発 |
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申請者 | 安藤喬平さん(認定NPO法人四国自然史科学研究センター) |
助成額 | 100,000円 |
主な活動場所 |
高知県 |
2017年度
JBNクマ基金 | ツキノワグマの生息域に存在する苦味物質の特定 |
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申請者 | 牧野和樹さん(岐阜大学大学院) |
助成額 | 92,867円 |
主な活動場所 |
岐阜県 |
ギブワン | ハーフライフル散弾銃用「非殺傷威嚇弾」の開発 |
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申請者 | 浪花彰彦さん(国立大学法人北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 森林圏ステーション北管理部中川研究林 技術専門職員) |
助成額 | 30,000円 |
主な活動場所 |
北海道 |
2016年度
ギブワン | 大都市札幌における生物多様性に配慮したヒグマの出没防止対策の実践 |
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申請者 | 中村秀次(浦幌ヒグマ調査会・会員) |
助成額 | 10万円 |
主な活動場所 | 札幌市 |
2015年度
ギブワン | クマトランクキットの作成 |
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申請者 | 小池伸介(東京農工大大学院・講師) |
助成額 | 10万円 |
主な活動場所 | 全国 |
2014年度
JBNクマ基金 | 金沢大学角間キャンパス内ツキノワグマ・モニタリング調査 |
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申請者 | 笠木幸枝(金沢大学里山里海プロジェクト) |
助成額 | 5万円 |
主な活動場所 | 石川県金沢市 |
2013年度
JBNクマ基金 | 紀伊半島におけるツキノワグマの行動観察と生息確認 |
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申請者 | 六波羅聡(紀伊半島ツキノワグマ研究会、NPO法人サルどこネット・会員) |
助成額 | 5万円およびセンサーカメラ5台の貸与(地球環境基金事業から) |
主な活動場所 | 紀伊半島 |
JBNクマ基金 | 人とクマのつながりから取り組む環境教育 |
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申請者 | 森正惠(人とクマをつなぐ会事務局) |
助成額 | 5万円およびトランクキットの貸与 |
主な活動場所 | 兵庫県北西部 |
JBNクマ基金 | 夏期のツキノワグマの行動特性、及び主要食物としてのアリ類の環境別資源量~新たな野生動物追跡システムを適用した環境利用の解析~ |
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申請者 | 安江悠真(岩手大学大学院 農学研究科) |
助成額 | 5万円 |
主な活動場所 | 岩手県遠野市 |
2012年度
JBNクマ基金 | クマはいるのか、いないのか?自動撮影装置を用いたツキノワグマの分布調査 |
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申請者 | 後藤優介(立山カルデラ砂防博物館) |
助成額 | 20万円 |
主な活動場所 | 祖母傾山地(大分県・宮崎県) |